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DSGRIDで装飾サービスをはじめる
まずは dtf.davidsharp.co.uk にアクセスし、「Garment Decoration Service Only」を選択します。画面にはTシャツやキャップなど、定型の装飾位置が並びます。

欲しい位置(例:左胸、Large Front、ビーニー前面など)をクリックして進みます。用途やブランドの規定に合わせ、もっとも汎用性の高い左胸や、視認性重視のLarge Frontなどを基準に検討しましょう。

プロのコツ
- 位置選びは「用途×視認性×サイズ感」。左胸は制服・ワークウェアに、Large Frontは販促やイベントに適しています。
- 1つの注文内で複数の位置を組み合わせ可能です(同動画の手順で追加)。
注意
- 本ガイドはDSGRIDの発注フロー解説です。装飾の実物仕上がりや物理的な工程は動画では扱っていません。
デザインファイルを用意・アップロード
選択した位置の詳細画面に移ると、対応ファイルの案内が表示されます。

DTFはEPS、PDF、PNGが受け付けられます。背景は透明、解像度は最低300dpiが推奨です。これによりエッジのにじみを抑え、プリントの精度を確保しやすくなります。

DTFのファイル要件(EPS・PDF・PNG)
DTFプリントではベクター(EPS/PDF)や高解像度PNGが利用できます。動画ではアップロード後、サイズ変更に応じて価格が自動調整される様子が示されています。複数サイズの提案を検討する場合は、同一デザインでもサイズごとにカートへ追加して比較すると判断が早くなります。
すでに家庭用や業務用の刺繍・プリント機材に触れている読者の中には、磁気 刺繍枠 for embroideryなど関連アクセサリー名で検索する方もいるかもしれませんが、本動画では機材の物理アクセサリーは扱っていません。
刺繍(Wilcom EMB・Madeira色)
刺繍は必ずWilcom EMBファイルで、Madeira Classic 40の色が割り当てられている必要があります。「Start Designing」→「Add Embroidery Design」からアップロードします。

ファイル選択ダイアログでEMBを指定し、アップロード。

アップロードが完了すると、システムが色を解析し、Madeiraの適合色として表示されます。

知的財産権に関する同意ポップアップで、ロゴの使用権があることを確認して進みます。

刺繍機材用の周辺検索語(例:mighty hoop embroidery、磁気 刺繍枠)を目にすることもありますが、DSGRIDの要件として必要なのは「EMB+Madeira Classic 40」である点にご注意ください。
クイックチェック
- DTF:EPS/PDF/PNG(透明背景・300dpi)。
- 刺繍:Wilcom EMB+Madeira Classic 40色割り当て。
- ファイルに不明点がある場合は、動画内の案内どおりサポートへ相談可能。
装飾の設定:サイズ・配置・価格の見方
刺繍デザインを配置すると、プレビュー上にサイズが表示され、ステッチ数と価格が自動計算されます。

刺繍は「1,000ステッチあたり£0.20、最低£1.10」というベースレートが示されています(動画の説明に基づく)。数量は希望点数(10、100、200など)を入力。

DTFでは「Start New Design」→「Change Product」で別位置(例:Large Front)を選び、DTFデザインを追加。

「Add DTF Printing/Design」を選択し、ベクターデータなどをアップロードします。

配置後はプレビュー上で拡大縮小・回転が可能。サイズを大きくすると価格が自動で上がる点に留意しましょう。

プロのコツ
- DTFはサイズと価格が連動するため、想定の着用距離(視認距離)から逆算して必要な大きさを決めると無駄がありません。
- 刺繍はステッチ数が複雑さと連動。細密ロゴはステッチ増→価格増になりやすいので、事前の最小線幅や抜きの成立性をチェックしましょう。
- ハードウェア周辺のリサーチを行う読者は、hoopmaster 磁気 刺繍枠やmighty hoopsといった用語を見かけることがありますが、DSGRIDの注文手順自体には関与しません。
注意
- 本動画は、刺繍の実機稼働やDTFの物理プリント工程の詳細には踏み込みません。オンライン注文時の要点にフォーカスしています。
カート投入からチェックアウトまで
設定が終わったらアイテムをカートに追加し、「Check Out」へ。

カート画面ではクーポンコードの入力欄があり、登録済みの割引コードを適用できます。

ログインはDSGRIDの「ユーザー名+パスワード」。メールアドレスではログインできません(動画で強調)。この点は同社のアートワーキングポータルとは異なるため注意してください。
チェックアウトでは、請求先住所・配送先住所(異なる場合)・備考(具体的な位置指示など)・顧客の発注番号(PO)が入力できます。

位置についての追記は、動画の説明どおり備考欄に明確に記載しておくと、製造チームに確実に伝達されます。関連する話題として、家庭用/業務用ミシンの読者からはbrother 刺繍枠やjanome 磁気 刺繍枠といった検索も見られますが、本ガイドの範囲はオンライン発注フローです。
クイックチェック
- クーポン適用はカート画面で。
- ログインは「ユーザー名」。メールアドレスは不可。
- 位置や注意事項は備考欄に明確に記入。
生産を止めないための重要メモ
もっとも重要なのが、発注後に発行される「インボイス番号」です。支払い完了後に受け取るこの番号を、ブランクボディのディストリビューター(例:BTC、Pink Kerry、Ralawise、Unique)に伝え、入荷時に必ず同梱してもらってください。番号が同梱されていないと、注文とブランクの紐づけができず、生産が遅延する可能性があります。
また、支払いは注文時点で必要(現時点では装飾の掛売りは提供していない旨の言及あり)。ターンアラウンドは、ブランク到着後「2営業日で出荷」が目安として示されています(動画情報に基づく)。
プロのコツ
- インボイス番号は社内・取引先で共有し、発注書・納品書・外装ラベルのいずれかに必ず明記する運用にしておくと安心です。
- ディストリビューターへの出荷依頼時に「インボイス番号同梱」を一文添えるテンプレートを用意しておきましょう。
注意
- インボイス番号未同梱はもっとも多い遅延要因。ワークフローに組み込んで回避しましょう。
DSGRIDを選ぶ理由
- 品質と精度:刺繍はEMB+Madeira Classic 40でカラー適合を確認。DTFはサイズに応じた価格が即時に反映され、見積りのブレを抑えられます。
- 操作効率:位置選択→アップロード→サイズ調整→カート→チェックアウトの導線が明快。複数位置/方式の組み合わせも同一フローで対応。
- 管理のしやすさ:クーポン適用、PO入力、備考伝達、そしてインボイス番号による確実な入庫紐づけ。
コメントから
- 今回の動画には、公開コメント情報は提供されていません。本記事では動画で確認できる事実のみをもとに構成しています。検索上の関連語としてsnap hoop monsterやmagnetic フレームなどを目にすることはありますが、動画自体はオンライン発注の手順に専念しています。
まとめと次アクション
- 位置を選ぶ→要件を満たすファイルを用意(DTF: EPS/PDF/PNG、刺繍: EMB+Madeira)→デザインをアップしてサイズ・価格を確認→数量を入れてカートへ→クーポン・ログイン・住所・備考・PO→決済→インボイス番号をディストリビューターへ共有。これが最短ルートです。
- ファイル準備に迷ったら、まずは小さなテスト注文で流れを掴み、要点(透明背景、色割り当て、サイズ連動価格、インボイス番号)をチームで共有しましょう。
