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動画を見る:Embroidering on Tea Towels(OESD)
仕上がりがフニャっとする、縫い目が沈む、裏がゴワつく——ティータオル刺繍の“あるある”を、今日で卒業。OESDの実演は、素材選びから配置、縫製、後処理まで、ひとつずつ迷いなく進める道筋を見せてくれます。

このガイドでは、動画の手順を日本語で整理し、なぜその選択が“きれい”に直結するのかを解説。キッチンで映えるタオルを、毎回同じクオリティで作りましょう。
学べること - 高品質なティータオルを選ぶポイントと“縮まない”ことの重要性

- ティアアウェイ(粘着式)安定紙の選び方と長所・短所
- テンプレートシートで位置合わせを可視化し、まっすぐ配置するコツ
- トップper(ウォッシュアウェイ/ヒートアウェイ)の使い分け

- 仕上げの剥離・プレス・オプションの裏当てで“プロ感”を出す
はじめに:ティータオル刺繍の核心 結果を左右するのは、実はミシンより“素材と下準備”。OESDは、タオル自体がステッチに耐えること、粘着式ティアアウェイ安定紙、そしてテンプレートによる正確な配置を柱に据えています。必要十分の手間で、見た目はグッと上質に。ここでは、動画の流れに沿って一連の手順を解説します。なお、機械固有の設定値(テンションや速度など)は動画では触れられていません。
正しいティータオルの選び方
- 品質が命:ステッチに耐え、洗濯後も形を保てるタオルを。OESDのStart Here Embroidery Blanksは、縮みにくさを確認済みの前提で話が進みます。
- プレスの要否:皺が強い場合のみ、軽くプレス。前洗いはOESDブランクでは不要と説明されています。
- 仕上がり検証:動画では、刺繍後に洗濯・乾燥したものと、縫い上がり直後を比較。見分けがつかないほど変化がなく、パッカリングも見られません。
この段階で、もし他社製タオルを使うなら、縮みの可能性を考慮して前洗いを検討すると安心です。janome 刺繍ミシン
安定紙を選ぶ:ティアアウェイ vs. カットアウェイ - 結論:多くのティータオル刺繍にはティアアウェイ(剥がすタイプ)で十分。裏がすっきり見え、完成後の影も出にくいのが利点です。

- 選択肢:
- Ultra Clean and Tear Plus(ハイブリッドのウォッシュアウェイ×ティアアウェイ)。洗濯頻度が高い用途に適性。
- StabilStick(“カリッ”と破れる粘着式ティアアウェイ)。後処理で安定紙を取り除きやすいのが魅力。
- 使い分けの考え方:裏の見栄え重視ならティアアウェイ。カットアウェイは残留するため、今回の前提では推奨しません。
安定紙は“生地+デザインの密度”に合わせますが、動画では具体的な数値条件は示されていません。bernina 磁気 刺繍枠
フープと生地の準備 1) 安定紙をフープに張る:StabilStickを皺なくピンと。ここが緩むと、以降の全工程に影響します。

2) スコアを入れる:Perfect Scoring Toolで、内周をなぞるように軽くスコア+中央にXカット。強く押しすぎると安定紙まで切ってやり直しになります。

3) 台紙を剥がし粘着面を露出:剥がし残しがないように丁寧に。 4) タオルのセンター出し:長辺方向に半分へ折り、指でセンターラインをくっきり付けます。

この時点では、ミシン側の設定や速度は特に指定されていません。手順を丁寧に守ることが最重要です。snap hoop monster for bernina
テンプレートで配置を“見える化” - 印刷:使いたい刺繍デザインを、StabilStick Template Sheetsに等倍印刷(任意の刺繍ソフトで可)。

- トリミングと位置合わせ:デザイン外周で切り、テンプレートの十字ガイドをタオルのセンターラインに合わせて貼付。完成見えが一目でわかります。

- セット:テンプレートを付けたまま、タオルをフープの粘着面へまっすぐ密着。皺や歪みがないかを再点検。

重要:スタート前にテンプレートを必ず外すこと。縫い込むと取り外し不能になります。dime snap hoop bernina
トップperでステッチをシャキッと
- 目的:織りやパイルの“谷”にステッチが沈むのを防ぎ、輪郭をくっきり。
- 種類:
- Stitch2O(ウォッシュアウェイ):大半は手で剥がし、残りは洗濯で溶解。

- Heat2Go(ヒートアウェイ):熱で除去。
- 使い方:刺繍範囲を覆う大きさにカットし、必要ならTear Away Tapeで仮止め。

- 刺繍:テンプレートを外したことを確認し、縫製開始。

トップperが足りないと、ところどころ沈みが出ることがあります。迷ったら少し大きめに。babylock 刺繍枠
仕上げ:トップper/安定紙の除去と裏の美装 - トップperの除去:縫製が終わったら、まず表のトップperを“刺繍から外に向けて”そっと剥がします。

- フープから外す:ここで無理に引っ張らない。
- 安定紙の除去:裏のStabilStickも、刺繍に向かって裂かず、外方向へ少しずつ。糸を引かない角度を保つのがコツです。
- オプションの裏当て:Gentle Touch Backingを刺繍より一回り大きくカットし、角を丸めてからアイロンで融着。裏面の糸や安定紙のエッジをやさしくカバーできます。

- 最後のプレス:Perfect Embroidery Press Clothを使い、刺繍面を下にして軽くプレス。凹みやテカりを防ぎます。
Gentle Touchは永久的に付く前提で説明され、洗濯時の縁の立ち上がりを抑えるため角を丸める工夫が紹介されています。磁気 刺繍枠 for brother
最終チェックと洗濯後の見え方
- 表情の確認:パッカリング(波打ち)やシフト(ズレ)がないか、光を斜めに当てて点検。
- 洗濯テスト:動画では、OESDブランクで“刺繍直後”と“洗濯・乾燥後”を比較し、違いがほぼわからない例が示されています。Start Here Blanksを用いれば、前洗いなしでも安心という実演です。
- まとめ:高品質タオル+適切なティアアウェイ+テンプレート+トップper+丁寧な除去とプレス。これが、美しい仕上がりの最短手順です。brother 磁気 刺繍枠
クイックチェック
- タオル:縮みにくく、ステッチに耐えられる品質か?
- 安定紙:粘着式ティアアウェイをフープにピンと張れたか?
- センター:タオルにまっすぐセンター折り目が付いたか?
- テンプレート:十字をセンターラインに合わせ、開始前に外したか?
- トップper:刺繍範囲を過不足なく覆っているか?
- 除去方向:剥がすときは常に“外方向へ”。糸を引かない角度か?
- 仕上げ:裏当て(必要なら)と、刺繍面を下にしたプレスで凹みゼロに。
プロのコツ
- スコアは“軽さ勝負”。強い力で安定紙まで傷めると、最初からやり直しになります。
- トップper除去はフープから外す前に。生地が張られている間のほうが細部をきれいに剥がしやすい。
- Gentle Touchの角丸めは、小さな手間で大きな違い。洗濯を重ねても端が浮きにくくなります。
- 模様密度が高いデザインはトップperの恩恵が大きい。沈みや段差が目立つ素材では特に効果的。
- 用具準備の動線(フープ台・はさみ・テープ・アイロン)を整えておくと、作業が止まらず仕上がりも安定します。磁気 刺繍枠 for bernina
注意
- スコア時に安定紙を貫通させないこと(やり直しリスク)。
- 安定紙の除去は“刺繍から外へ”。内向きに強く引くと歪みや糸切れの原因に。
- テンプレートの外し忘れに注意。縫い込むと取り返しがつきません。snap hoop monster for bernina
コメントから 今回は、公開コメントはありませんでした。代わりに、本文のクイックチェックと注意・コツを参考に、あなたの制作環境に合わせて微調整してください。磁気 刺繍枠 for embroidery
よくある質問(FAQ) Q. ティータオルは前洗いが必要? A. OESD Start Here Embroidery Blanksに限っては不要(縮みにくさをテスト済み)。他社タオルでは縮み対策として前洗い推奨の場合があります。
Q. ティータオルにはカットアウェイ?ティアアウェイ? A. 一般にはティアアウェイが好相性。裏がすっきり見え、完成後に残留しないためです。
Q. トップperの目的は? A. 生地の織りやパイルにステッチが沈むのを防ぎ、輪郭をきれいに出します。ウォッシュアウェイ(Stitch2O)とヒートアウェイ(Heat2Go)を使い分けます。
参考・検索のヒント(任意) 機種や枠の選択は動画では扱っていませんが、関連情報を探す際のキーワード例をメモしておきます。必要に応じて各メーカーの公式情報をご確認ください。磁気 刺繍枠 for brother 刺繍ミシン
- 例:dime snap hoop bernina、snap hoop monster for bernina、bernina 磁気 刺繍枠
- 例:babylock 刺繍枠、磁気 刺繍枠 for brother、brother 磁気 刺繍枠
- 例:janome 刺繍ミシン(情報探索用の一般語)
仕上げのひと言 高品質なタオル、適切なティアアウェイ、テンプレートでの正確な配置、トップperの一工夫、ていねいな除去とプレス——この連携こそが“失敗しない刺繍”の最短距離です。動画の手順をそのまま実践し、キッチンに映える一枚を自信作にしましょう。
