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誰でも押さえるべき基本用語(マシン刺繍デジタイズ)
デジタイズファイルを開いた瞬間、「ソフトが異世界の言語を話している…」と感じたことがあれば、それは普通です。マシン刺繍は、デジタルの図形と機械の動き(針・糸・布の物理)が直結する、かなり特殊な分野です。このガイドは、日々目にする用語を“現場で使える意味”に翻訳するためのチートシートです。
さらに重要なのは、初心者がつまずきやすい「糸切れ」「原因不明の停止」「サテンがスカスカ/ギザギザ」を、理屈ではなく“量産の現実”として潰すこと。高い服や商品にいきなり針を入れて失敗する前に、画面上で「この列は太すぎて引っ掛かる」「この順番は無駄な移動が多くて鳥の巣になりやすい」を予測できる状態を目指します。

この記事で身につくこと(なぜミシンで重要なのか)
デジタイズは、線をきれいに描く作業ではありません。ロボット(刺繍機)に対して、針がどこをどう通り、どこで糸を固定し、いつ糸切り(トリマー)を動かし、布が引っ張られたときにどう変形するかまで“指示する”作業です。
以下の定義を押さえると、画面を見ただけで縫い上がりを予測できる「刺繍のX線視力」がつきます。
ステッチ/ランステッチ/開始・終了点:実は“段取り”の道具
初心者にとってステッチは「色」ですが、現場では「機械イベント」です。
- ステッチ(Stitch): Romeroは、上糸が下糸(ボビン糸)と絡む“針落ち1回”を1ステッチとして説明します。
- 感覚チェック: 調子が良いときは、一定のリズムで「トン、トン」と安定した音になります。金属的な「カチッ」や擦れる音が出たら即停止してください。針が刺繍枠に当たっている、または釜周りに無理が出ている可能性があります。
- ランステッチ(Run stitch): 点A→点Bへ連続して進む線ステッチ。直線でも曲線でも、デザインの“つなぎ”として機能します。
- 開始点/終了点(Start & Stop): 多くのソフト(Wilcomなど)では、緑の四角=開始、赤い×=終了として表示されます。
- 効率化の要点: これらはドラッグで入れ替えられます。無駄な移動(ジャンプ)を減らし、トリム回数や糸トラブルのリスクを下げるための重要な操作です。

現場のコツ(ショップの段取り感覚): 開始点/終了点を整えて、ミシンの動きを“水が流れるように”つなげます。左→右へ大きく飛んで、また左へ戻るような順番は、時間も糸も無駄になり、糸切れや鳥の巣の確率が上がります。今日は1枚でも、量産を想定した癖をつけると後で効きます。
タイイン/タイアウト/トリム:『なんで止まった?』の答えはアイコンにある
「途中で止まってビープ音」でも、糸が切れていないことがあります。その場合、ソフトが“指示通り”に動いただけ、というケースが多いです。
- タイイン/タイアウト(Tie-in / Tie-out): 刺繍における“結び”の役割です。
- タイインは開始直後に糸を固定するための重ね縫いで、目安として約5針程度の重なりとして説明されています。
- タイアウトはカット前に糸を固定し、洗濯などでほどけないようにします。
- 見た目チェック: 画面上では小さく密な塊、実物では目立たないが指で触ると小さな硬い点として感じることがあります。
- トリム(Trim): コネクタ表示(Connectors View)で、小さな三角形アイコンがトリム指令です。ミシンは「停止→タイアウト→糸切り→次へ移動」を行います。

注意(トラブル切り分け): 糸切れがないのに停止する場合は、まずデータ内のトリム/停止指令を疑います。三角形アイコンが“事実”です。
注意:安全最優先。 試し縫い後にジャンプ糸を処理する際は、指を針棒周辺に近づけないでください。カーブ刃の刺繍ハサミなど適切な道具を使い、稼働中の針付近で切ろうとしないこと(刺繍現場で最も多いケガの一つです)。また、スタビライザーや化繊糸の近くでライター等の火気は厳禁です。非常に燃えやすい素材があります。
小さな糸端を“焼き切る”のはアリ?
視聴者から「ジャンプ糸を切った後の細い毛羽を、ライターで焼いて処理していいか?」という質問がありました。 結論:可能だが、強い注意が必要です。
- リスク: ポリエステル糸は溶けて硬い玉になりやすく、肌側に当たるとチクチクの原因になります。
- 素材相性: 綿などの天然繊維は焦げやすく、薄い化繊は穴が開くことがあります。
- 現場基準: 基本は、きれいなカットと適切なタイイン/タイアウトで“火が要らない状態”に寄せます。どうしても熱処理するなら、オープンな火ではなく専用の糸焼きツールを使うのが安全です。
サテンステッチ:密度と幅(長さ)を理解する
サテン(別名:コラム/動画内ではサンドステッチとも呼称)は、刺繍の“高級感”を作る光沢の柱です。一方で、初心者が最も苦戦しやすいのもサテンで、テンションがきついと糸切れ、密度が甘いとスカスカに見えます。

サテン幅の限界(物理に逆らわない)
サテンは長い“渡り糸”の集合なので、短すぎても長すぎても破綻します。
- 最小幅(危険域): 1.5mm未満は避けます。細すぎるとループ形成が不安定になり、糸切れや針のたわみにつながります。
- 実用上の上限目安(安定域): 2mm〜7〜9mmに収めると、糸が寝て光沢が出やすく、引っ掛かりも減ります。
- 機械側の制限メモ: 多くの商用アルゴリズムでは、12mm前後(例:12.1mm)を超えるサテンはジャンプ扱い(縫わない)になることがあります。長すぎる渡り糸は引っ掛かりやすく、実用上のリスクが高いためです。
密度と幅(長さ)の混同が、サテン文字を崩す
「太く(ボールドに)したい=密度を上げる」と思いがちですが、これは別の調整です。
- 密度(Density / 間隔): 糸の詰まり具合。Romeroは標準例として0.40mmを挙げています。
- 補足: Wilcomでは“糸と糸の隙間”の値なので、数値が小さいほど高密度になります。他ソフトでは「1インチあたりの針数」など表現が異なる場合があります。
- 感覚チェック: 試し縫い布を光に透かして、サテンの隙間から点々と光が見えるなら密度不足(間隔が広い)です。
- 幅(動画内のLengthとして説明される要素): 形状そのものの太さ(コラム幅)。Romeroの例では9.36mmが示されています。

“ボールドなサテン文字”の考え方:
- 薄い/透ける: 生地色が見えるなら、まず密度を上げます。
- 線が細い: 文字の線そのものが細いなら、デジタイズ上でコラム幅(形状)を太くします。
- 縫うと痩せる: 画面では良いのに実縫いで細くなるなら、生地が引かれています。これはプルコンプの領域です。
画面上のチェック(Romeroの見分け方)
- 低密度: はしご状で、隙間が見える。
- 高密度: 不透明で、面がしっかり埋まって見える。
下縫い(アンダーレイ)が安定性を決める
刺繍を家に例えるなら、下縫い(Underlay)は基礎コンクリートです。下縫いは表の縫いの前に入り、布をスタビライザーに固定して、ズレ・沈み・シワ(パッカリング)を抑えます。

下縫いの選び方:コラム幅に合わせる
目安は「大きさに見合う骨組み」です。
- 細いコラム: 軽い下縫い(センターラン)で十分。入れすぎるとゴロつきやすい。
- 中〜太コラム: エッジランやジグザグで支える。
- 広い面: ダブルジグザグ+エッジランなど、波打ちを抑える強めの構成が使われます。
判断の流れ:生地の挙動 → スタビライザー+下縫い
- 生地が安定(デニム/キャンバス/ツイル等)?
- 対応: 一般的なティアアウェイ/カットアウェイを選び、下縫いは基本のエッジラン/ジグザグから。
- 伸びる・不安定(Tシャツ/ポロ/ニット等)?
- 対応: カットアウェイが基本(肌当たりを重視するならノーショーメッシュが選択肢)。
- デジタイズ: ジグザグ+エッジランなどで、サテン前に編み目を“押さえ込む”意識。
- コラムが細い(<3mm)?
- 対応: 下縫いは軽め(センターラン)にして、過剰な厚みや針負荷を避けます。
デジタイズが完璧でも、枠張りが甘いと崩れる
下縫いが良くても、物理的な枠張りが緩いとズレます。生地は“ピンと張る”必要があります(張りすぎて歪ませない範囲で)。
- 枠跡(枠焼け)の問題: 従来の刺繍枠は強く締めないと滑りやすい素材や厚物を保持できず、結果として枠跡が残ることがあります。
- ズレの問題: 締めが甘いと位置ズレや歪みが出ます。
ここで マグネット刺繍枠 のような選択肢が重要になります。プロ現場では、強く保持しつつ繊維を潰しにくい目的でマグネット刺繍枠を使うことがあります。厚手のアイテムなど、通常枠では入れにくいケースで作業性が上がります。
注意:マグネットの安全。 マグネット刺繍枠は強力なネオジム磁石を使用することがあり、勢いよく吸着して指を挟む危険があります。ペースメーカー等の医療機器、磁気カード/HDDなど磁気媒体にも近づけないでください。
ノード/角度/プルコンプ:手直しできる人が強い
ここは“自動任せ”から一段上がるための要点です。ソフトの自動処理が作るクセを、手で直せるようになります。

ノード:角と曲線(文字がガタつく原因)
ノードは形状を定義する支点です。
- 四角ノード: 角が立つ(鋭い折れ)。
- 丸ノード: 滑らかな曲線。
Romeroは(Wilcomでは通常スペースキーで)切り替える例を示しています。
- 現場のコツ: 初心者はノードを増やしすぎがちです。単純な曲線に20個もノードがあると、縫い上がりが“ヨレた線”になりやすい。必要最小限で形を作る方が、結果がきれいです。
角度:糸の寝方を制御する(光沢ムラの予防)
刺繍糸は反射します。角度が違うと、同じ色でも見え方が変わります。Romeroは角度ツールで方向を制御しています。

- 見た目への影響: 隣り合うサテンが同じ角度だと一体化して“塊”に見えやすい。片方を45°や90°ずらすと、反射が変わり輪郭が立ちます。
- 押し引きの物理: 糸は角度方向に布を押し/引きします。Tシャツの伸び方向と平行に角度を揃えると、歪みが出やすい場合があります。
プルコンプ:『布は必ず引かれる』を前提に補正する
刺繍の物理で最重要の一つがこれです。糸にはテンションがあり、縫うと布を内側へ引きます。 その結果、コラムは画面より細くなります。
- 対策: プルコンプ(Pull Compensation)で、最初から少し外へ出しておき、縫ったときに狙い寸法へ戻す考え方です。
- 誇張デモ: Romeroは理解のために5.00mmという大きな値を見せています。
- 実用の出発点: 標準の目安として 0.17mm〜0.20mm が挙げられています。

鉄則: 画面上で「線と線をぴったり接触」させても、実縫いでは隙間になりがちです。接触させたいなら、ソフト上では“少し重ねる”のが基本です。
コメント由来の対処:多針刺繍機で糸がささくれる
多針機(Ricoma MT1501)で糸がささくれるという相談に対し、Romeroはまず機械の基本を確認するよう案内しています。
- 針の向き: 針の向きが少しでもズレると糸が削れます。
- 糸道: 糸がどこかに引っ掛かっていないか、テンションディスクに正しく入っているかを最初から最後まで再確認します。
データを疑う前に、セットアップの基本確認が近道です。
オブジェクト思考:テキストを分解して“きれいに直す”
ロゴを「1枚の絵」として見ないでください。積み木のように、複数の“オブジェクト”の集合として見ます。

オブジェクトとは何か
オブジェクトは、色・ステッチ種・密度・角度などを個別に持つ独立要素です。
- クローズドオブジェクト: 面(タタミ/サテン等)。
- オープンオブジェクト: 線(ランステッチ)。
Romeroは、オブジェクトを複製して積み上げ、プロパティを変えることでデザインを作る流れを示しています。
オブジェクトの複製(速いのにブレない)
Ctrl + D や右クリックドラッグなどで複製すると、密度や下縫いなどの条件が揃ったまま増やせます。反復パターンや枠線づくりで、品質の再現性が上がります。

オブジェクトの結合:テキストが一番わかりやすい
「ROMERO」のような文字は、実態としては複数オブジェクトの集合です。

Break Apart(Ctrl + K):本当の編集の入口
デジタイズで“編集できる人”になる分岐点です。
- レベル1(テキスト): フォントとして扱われ、文字の入力はできるが形状の細部は触りにくい。
- レベル2(Break Apart:Ctrl + K): 文字が1文字ずつオブジェクト化され、位置やサイズを個別に調整できる。
- レベル3(さらにBreak Apart): ノード編集できる“生データ”になり、曲線や角の形状を手で追い込める。

小サイズで縫いにくい既成フォントを直すときに特に有効です。問題のある箇所だけコラムを広げる、といった外科手術ができます。

注意: 分解後にオブジェクトを動かしたら、コネクタやトリムの位置も必ず確認します。意図せず長いジャンプ糸が残ると、表面に引っ掛かりやすくなります。
Prep(準備)
成功の8割は準備です。見た目は“ソフトの問題”でも、原因は物理セットアップということが多々あります。
見落としがちな消耗品と事前チェック
糸と生地以外にも、現場では以下が効きます。
- 新品針: 針は稼働で摩耗します。傷んだ針はデータが正しくても糸を傷めます。
- 注油: 釜周りのオイル管理はいつ行ったか。
- 接着補助: 一時接着スプレー(例:505)は枠内でのズレを抑える目的で使われます。
また、再現性が重要です。ポロシャツ50枚を刺繍するのに、毎回目測で位置決めはできません。刺繍ミシン 用 枠入れ のような“枠張りの標準化”を意識すると、位置合わせ用のグリッドや治具という発想につながります。
準備チェックリスト(Prep完了)
- 針: 新品、または摩耗なしを確認?向きは正しい?
- ボビン: テンション確認済み?(ボビンケースを糸で持ち、軽く振って少し落ちる程度)
- スタビライザー: 生地に合っている?(ニットはカットアウェイ、織物はティアアウェイ等)
- 糸道: 途中で引っ掛かりなし?テンションディスクに正しく入っている?
- 枠張り: 太鼓の皮のようにピンと張れている?(軽く叩いて張りを確認)
Setup(データ側のセットアップ)
Romeroの画面操作を、作業前の“デジタル点検ルーチン”に変換します。
1) ランステッチの進行方向を確認
Reshapeツールで 開始(緑) と 終了(赤) を動かし、次のオブジェクトに近い位置で終わるようにします。不要なジャンプやトリムを減らします。
2) コネクタ表示でトリムを点検
三角形アイコンを探します。単語の途中など、連続して縫いたい箇所に三角があれば削除候補です。不要トリムは段取りを遅くし、裏側の鳥の巣リスクも増やします。
3) 密度と幅の上限下限を設定
- 密度: 約0.40mm(間隔)
- サテン幅: 最小1.5mm/最大7mm
4) 下縫い(アンダーレイ)方針を確認
下縫いが入っているかを確認します。TrueView/3D表示などで質感を見て、のっぺりしているなら下縫い追加を検討します。
セットアップチェックリスト(Setup完了)
- 経路: ランが開始→終了へ自然につながっている
- トリム: オブジェクト内に不要な三角がない
- 幅: 1.5mm未満のサテンがない
- 密度: プレビューで下地が透けない
- 下縫い: 太めコラムに基礎縫いが有効化されている
Operation(実行)
ここからが本番です。
手順+チェックポイント(実務フロー)
Step 1:ステッチを“物理”としてプレビュー
チェックポイント: きれいな3D表示だけで判断せず、ステッチ点(生の針落ち)も確認します。 得られること: 密度や針数の偏りが見えます。
Step 2:開始/終了点を最適化
チェックポイント: 開始・終了点を動かしてジャンプ距離を短くします。 得られること: ミシンの動きが滑らかになり、糸トラブルが減ります。
Step 3:トリムの妥当性を確認
チェックポイント: トリム三角は「離れた別パーツ間」にだけある状態にします。 得られること: 裏側がきれいで、後処理が減ります。
Step 4:サテンのカバー不足を修正
チェックポイント: シミュレーションが透けるなら、密度間隔を下げます(例:0.45→0.38)。 得られること: 発色が濃く、安っぽく見えません。
Step 5:下縫いで安定させる
チェックポイント: 輪郭を立てたいならエッジラン等が入っているか確認します。 得られること: エッジがシャープになり、ガタつきが減ります。
補足(量産の視点): 枠張りの再現性が悪いと感じたら、hooping station for embroidery machine のような枠固定台が有効な場合があります。外枠とスタビライザーを一定位置に保持し、毎回同じ位置に衣類を通しやすくします。
Step 6:形状を追い込む
チェックポイント: ノード編集で曲線の“デジタルのガタ”を減らします。 得られること: 滑らかなカーブになります。
Step 7:角度を制御
チェックポイント: 隣接パーツで角度を変えます(例:45°と135°)。 得られること: 立体感が出て、塊に見えにくくなります。
Step 8:プルコンプを設定
チェックポイント: 目安として 0.17mm〜0.20mm を入れます。 得られること: 縫い上がりが痩せにくくなります。
Step 9:テキストを分解して調整
チェックポイント: 文字間(カーニング)を手で整えます。 得られること: “打っただけ感”が消え、仕上がりが締まります。
実行チェックリスト(Operation完了)
- 試し縫い: 必ず端切れでスウォッチを取る
- 見た目: 隙間(プルコンプ不足)/透け(密度不足)がない
- 触感: サテンが滑らかで、ループっぽくない
- 裏面: 下糸(多くは白)がサテン中央に1/3程度見える状態を目安に確認
トラブルシューティング
切り分けは「物理 → 機械 → データ」の順が基本です。
症状:サテンがスカスカ/生地色が見える
- 原因候補: 密度間隔が広い(密度不足)。
- 対処: 0.50mm→0.40mmや0.38mmへ。
症状:アウトラインと塗りの間に白い隙間が出る
- 原因候補: プルコンプ不足で布が引かれた/重なり不足。
- 対処: プルコンプを増やす(例:+0.20mm)か、形状の重なりを増やします。
症状:糸切れ/糸が削れる
- 原因候補: 針が曲がっている/傷んでいる/向きが逆。
- 対処: 針交換。針の向きが正しいか確認し、糸道も通し直します。
症状:枠跡(枠焼けのようなテカりリング)
- 原因候補: 通常枠を強く締めすぎて繊維が潰れた。
- 対処: スチームで繊維を戻す。予防として 刺繍ミシン 用 マグネット刺繍枠 のように、保持力を確保しつつ圧痕を減らす選択肢を検討します。
まとめ(得られる結果)
Romeroの定義を“作業標準”として使えるようになると、勘ではなく設計で刺繍が組めます。
あなたは次のことができるようになります。
- データを読める: トリム/タイイン/移動経路を画面で把握できる。
- 物理を尊重できる: サテン幅を 1.5mm〜7mm の安全域に収められる。
- 土台を作れる: 下縫いとプルコンプで歪みを抑えられる。
- 編集が速い: Break Apartで文字を“必要なところだけ”直せる。
趣味でも高価な服を無駄にしにくくなり、ビジネスなら再現性が上がります。数量が増えてきたら、こうしたデジタイズ力に加えて、マグネット刺繍枠 用 枠固定台 や 刺繍用 枠固定台 のような効率化ツールを組み合わせることで、「ミシンを持っている人」から「刺繍の現場運用ができるショップ」へ移行しやすくなります。
